
フリースタイルでのラップバトルを得意とし、数々の大会で王座を獲得してきたラッパーの晋平太さんが急逝していたことが、8日、遺族による晋平太さんのX(旧Twitter)更新で明らかとなった。
晋平太さんをめぐっては、交流のあった漢さん、札幌のギャグ男さんらが5日、相次いで「死亡」について触れたことで、ファンを中心にネットで大きな話題となっていた。
そんな中、幾度も晋平太さんと名勝負を繰り広げてきた呂布カルマさんが8日、自身のXを更新。「同い年だけど何もかも正反対で、それでも会うといつも楽しかったよ。お疲れ様でした。安らかにねしんぺたん」と投稿。晋平太さんを追悼した。
呂布カルマさんは6日にやはりXで「何やってんだよ馬鹿野郎が」とのコメントとともに、晋平太さんとの2ショット写真など4点の写真を投稿。これが晋平太さんが自殺により亡くなったことを示唆しているのではないかとして物議を呼んでいた。
晋平太さんは東京都東村山市出身のラッパー。享年42。2005年にB-BOY PARK MC BATTLEで優勝。1度MCバトルから遠ざかったものの、2009年にバトルに復帰すると2010年と2011年にはULTIMATE MC BATTLEの全国大会では史上初の2連覇を達成。
2012年の戦極 MCBATTLEでは初代王者に輝き、2017年にはテレビ番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)にて史上初の全ステージクリアを達成するなど、数々の大会で実績を残した。
2019年10月にMCバトルを引退してからはYouTuberとしても活動。2023年11月より体調不良のためライブ活動を休止していた。
(文/福島秀明)