
2日、日本中央競馬会(JRA)の騎手を養成する「競馬学校」(千葉県白井市)で退学者が相次ぎ、来春デビューするジョッキーがいないことが分かった。
学校卒の新人騎手が誕生しないのは、1982年の開校以来初めてのこと。40年以上にわたる歴史に考えられない汚点を残すことになる。
騎手課程は約3年で、騎乗技術や法令などを学ぶ。
関係者によると、2023年に男女7人が入学した42期は、規定の体重を維持できなかったり、通信機器の使用ルールを守れなかったりして退学者が続出。
留年したケースも含め、この期の生徒がゼロになったという。
これまでは、毎年少なくとも3人が卒業し、デビューを果たしていた。
(文/豊田武志)