
サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史会長(66)が、2025年9月1日に取締役会に辞表を提出したことが、東京新聞の取材により明らかになった。
新浪氏は大麻取締法違反の疑いで福岡県警による取り調べや東京都内の自宅の家宅捜索を受けていたが、事件への関与は否定している。
この突然の辞任劇は、経済同友会代表幹事も務める財界の重鎮のスキャンダルとして波紋を広げ、ネット上では「なぜ辞任?」「真相は何か」と議論が過熱している。
東京新聞によると、新浪氏は9月1日にサントリーHDの取締役会に辞表を提出。9月2日午後3時から同社は緊急記者会見を開くとしている。
捜査の端緒は、福岡県警が大麻取締法違反の疑いで新浪氏を調査対象とし、取り調べや自宅の家宅捜索を行ったこと。現時点で違法薬物の所持や使用は確認されていないが、捜査の進展が注目される。新浪氏は事件への関与を否定しており、関係者によると「潔白を証明するため辞任を選んだ」との声もあるが、詳細は不明だ。
(文/二宮誠司)