7日、西武の本拠地メットライフドームで行われた「西武-楽天」2回戦は、先発した則本昂大投手の粘りの投球、辰己涼介選手の3打点の活躍などで楽天が6-2で西武を下した。
ヒーローインタビューは、4打数2安打3打点1本塁打の辰巳選手。
インタビュアーから、「今日は先発の則本昂大投手が7回2失点、気迫のこもったピッチングでした。センターの守備位置からどのようにご覧になってましたか?」と尋ねられると……。
「前回登板でもそうでしたけど、“何か悪いことしたんかな?”ってくらい気合が入ってたんで、野手がしっかり点を取って、勝たせてあげたいなと思ってました」とコメントした。
不用意なゲス不倫いじり
「これは明らかに、3月に『週刊ポスト』(小学館)が報じた、則本投手のゲス不倫が原因で離婚に至ったというエピソードを分かったうえでいじってますよね。
仲間内での軽い冗談のつもりで口にしたんでしょうが、仮にも不特定多数のファンが聞いているヒーローインタビューの場ですよ。
ごく一部笑っている人もいたようですが、楽天ファンも西武ファンも多くはドン引きしていました。
また、離婚に関して則本投手は現在も元奥様と裁判中だということですから、則本投手にとっても、ネタにされて嬉しくないでしょうし、則本投手の元奥様からしたら『ふざけるな!』『絶対に許さない!』という気持ちになるのではないでしょうか。
このような“一部の人が笑えればそれでいい”という配慮に欠けたインタビューはいかがなものかと思いますね」(スポーツ記者)
辰巳選手はあまり深く考えずにコメントしたのかもしれないが、不快感を覚えた人が一定数いることは間違いなさそうだ。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している