
第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)で、広陵高校が、SNSでの告発をきっかけとした集団暴行事件および性的暴行疑惑への批判殺到により2回戦の出場を辞退した問題。
同問題に関し、19日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が、同校野球部の中井哲之監督の驚きの行動について報じた。
記事に登場する広陵関係者の話によると、中井監督は熱烈なOBたちのグループLINEで誤情報(集団暴行など)を拡散するネット、SNS、YouTube等の通報協力を要請しており「大変な時代ですが、信念を持って頑張ります」とまるで被害者然とした姿勢をとっているという。
時代が大変なのではなく、自身の行ってきた指導内容や、時代とともに更新されてきた倫理や正義を自分のものとしなかったことが、大変な問題を生んでしまったたということに中井監督が気付く日は訪れるのだろうか…。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している