
第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)で、広陵高校が、SNSでの告発をきっかけとした集団暴行事件および性的暴行疑惑への批判殺到により2回戦の出場を辞退した問題。
同問題をめぐり、16日の電子版などで、現在は広島カープで活躍する中村奨成選手と同期だった部員Aさんによる「衝撃の暴行事件と中井哲之監督による驚愕の隠蔽対応」の証言などをスクープした週刊文春(文藝春秋)。
同誌が、19日の電子版で“二の矢”を放った。
16日の電子版記事を受け、広陵は代理人弁護士を通じ「集団暴行の事実は確認できなかった」とする旨の声明を発表していたが、今回の文春には集団暴行被害により退学を余儀なくされた元部員を含め3名の広陵野球部経験者が登場。
「集団暴行は日常的にありました」「先輩が後輩を指導する目的で『集合』と言われた時には、正座をして両手を後ろに回す姿勢をとらされ、目を瞑って顎を引くよう指示され、どの先輩からやられたか分からない状態で、暴行を日々受けていた」などの悪しき伝統について証言している。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している