
第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)に出場中の広島県代表・広陵高校野球部を巡り、衝撃的な告発が相次いでいる。
2025年1月に発覚した部員間の暴行・性加害事件に加え、新たに「投手、4番打者などスタメンの3人を含む10人による不適切行為」の疑惑がSNS上で拡散。
広陵は8月7日の初戦(対旭川志峯)を迎えたが、出場辞退を求める世論が強まる中、チームは試合に臨んだ。
学校や日本高野連の対応に批判が殺到し、高校野球の「教育の場」としてのあり方に疑問が投げかけられている。
7日に新たにSNSに投稿されたのは、被害生徒本人だと名乗る人物によるもので、被害者自身と加害者の氏名が実名で綴られていた。
投稿によると、この被害生徒は「草島君、大下君、大澤君、堀田君、岩本君、下原君、佐々木君、空君、世古口君、田中君」から性器を舐められたり、乳首を触られたり、性器の皮をむけやと強要されたり、寮の風呂で水の中に沈められたり、熱湯や冷水をかけられたりしたという。
7日の試合では、先発投手・堀田君、4番打者・草島君、6番打者・世古口君と、スターティングメンバーに加害生徒とされている10人のうちの3人が名を連ねている。
投稿には、警察に被害届を提出して捜査中とも記されており、今後、どのような展開を迎えるのか広陵の勝敗と併せて大きな注目を集めている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している