ENHYPENの差別用語「jap」炎上、日本の主要メディアの沈黙にフィフィが苦言「不自然すぎる」 | The Audience
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ENHYPENの差別用語「jap」炎上、日本の主要メディアの沈黙にフィフィが苦言「不自然すぎる」

ENHYPENの差別用語「jap」炎上、日本の主要メディアの沈黙にフィフィが苦言「不自然すぎる」
ENHYPEN

 韓国の7人組男性アイドルグループ「ENHYPEN」が、ファン向けプラットフォーム「Weverse」でのライブ配信中に日本人への差別的蔑称とされる「jap」を使用し、炎上している問題について、日本の主要メディアがほとんど取り上げていないことに対し、タレントのフィフィさんがX(旧Twitter)上で強い疑問を呈している。

 問題の発端は、ENHYPENのメンバーであるソンフンさんが「Good job」を「Good jap」と誤って入力したことから始まった。
 
 この誤字に対し、リーダーのジョンウォンさんが「jap」と口に出して繰り返し、メンバーたちが笑いものにする様子が配信され、国内外のファンから「差別用語を軽視している」「不快だ」と批判が殺到。
 
 特に日本人のメンバー、ニキさんもその場にいたが、差別用語の認識がなかった可能性が指摘されているものの、「知らなかったでは済まされない」との声も多く上がっている。

 この炎上に対し、ENHYPENや所属事務所HYBEからの公式謝罪や説明は7月9日時点で一切なく、ファンの不信感はさらに高まっている。一方で、日本の主要メディアはこの問題をほぼ無視。X上では、ENHYPENの日本公演(7月5~6日の東京・味の素スタジアム公演など)や新曲プロモーションの記事が通常通り配信されているが、炎上に関する報道はほとんどない。
 
 こうした状況に対し、フィフィさんは7月9日、自身のXアカウントで「日頃はヘイトスピーチ反対だの声高に叫ぶ日本のメディアがENHYPENの日本に対する屈辱的差別用語『jap』の件には黙りどころか、彼らの活動を宣伝するようなネット記事を今日も何事も無かったかの様に配信し続けていていることにびっくり!」と投稿。さらに、「“外国人差別”には大騒ぎする方々も静か〜相当都合が悪いのかな?」と、メディアや一部識者のダブルスタンダードを痛烈に批判した。
 
 フィフィさんはまた、ENHYPENが過去にも「パスポート風グッズで世界地図から日本が抹消されていた」「所属事務所の先輩グループBTSによる原爆デザインTシャツ問題」など、物議を醸した経緯を指摘。「日本を馬鹿にしているKPOPの連中に夢中になる日本のファンや、彼らを持ち上げるメディアがいるんだから、もうどうしよも無いね」と、ファンやメディアの姿勢にも苦言を呈した。

 過去にも、類似のケースとしてaespaのジゼルさんが差別用語を使用した際、所属事務所が迅速に謝罪文を発表した事例が比較として挙げられているが、ENHYPEN側からの対応は依然としてなく、炎上の長期化が懸念される。
 
 また、ENHYPENは日本での人気が高く、2021年の日本デビュー以来、オリコンやビルボードジャパンで高成績を収めてきたが、今回の騒動が今後の日本での活動に影響を及ぼす可能性も囁かれている。
 
(文/スコッティ角筈)
 
 ~ライター略歴~
 長崎県出身
 本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたという
 アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する