
29日、東京ドームで行われた巨人対DeNAの一戦は、巨人が1-0で勝利。
巨人は3連勝で交流戦最初のカードをスウィープとなった。一方のDeNAは、交流戦最終戦から4連敗となった。
1-0と巨人が1点リードで迎えた8回裏。二死一塁で打席に立った増田陸は、この回からマウンドに上がったウィックの初球、すっぽぬけた変化球を背中に受け、2日連続の死球禍となった。
この場面、増田はすぐさまエルボーガードやレガースをはずすと、かけつけたボールボーイに軽く会釈をしながらこれらの道具を丁寧に手渡していた。
前日の7回裏、増田は颯に死球を受けると激怒。球審やDeNAの松尾汐恩捕手になだめられながら一塁方向へ向かうと、ベンチから出てきたトレーナーに心配されつつ、はずしたエルボーガードやレガースを、ボールボーイへと投げ捨てた。
この間、増田はボールボーイには一瞥することもなく、死球を受けた痛みや怒りをぶつけているようにも見えた。
この姿に対し、巨人ファンなどから「態度悪すぎ」「ボールボーイは何も悪い事してないのに、何を八つ当たりしてるんだ」「めちゃくちゃ痛いだろうけど、それを無関係なボールボーイにぶつけるとかあり得ん」といった批判の声が殺到していた。
1日でボールボーイへの対応を豹変させたことに対しては、称賛の声がいくつも上がっている。
(文/潮崎達至)