
札幌市西区に本社を置く建設会社「株式会社花井組」をめぐる従業員への暴行事件が、大きな議論を呼んでいる。
今年3月、同社の社長である七戸義昭氏が従業員に対して激しい暴行を加える映像が防犯カメラに記録され、これがSNS界隈きっての情報通“滝沢ガレソ”さんによって拡散。
これを受け、プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」がスポンサー契約を解除し、札幌市も企業認証の取り消し手続きを進めるなど、社会的制裁が相次いだ。
しかし、花井組が関係企業や会員向けに出したとされる声明が、さらなる批判を招いている。この声明では、暴行の被害者が社長の甥であったことを強調し、「親族間の行為」として問題を軽視するような姿勢が見られるとされている。
また、「現在顧問弁護士に依頼し、示談に向けて進行中ですのでご安心下さい」とも記されていたが、滝沢ガレソさんによると示談金はわずか30万円だという。
(文/石田良治)