俳優の板垣瑞生さん急逝「自殺」か 昨年より精神疾患で行方不明→“不慮の事故”発表も | The Audience
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俳優の板垣瑞生さん急逝「自殺」か 昨年より精神疾患で行方不明→“不慮の事故”発表も

俳優の板垣瑞生さん急逝「自殺」か 昨年より精神疾患で行方不明→“不慮の事故”発表も
板垣瑞生さん

 17日、俳優の板垣瑞生さん(享年24歳)が不慮の事故により亡くなったことが、板垣さんの公式インスタグラムのストーリーズを通じて家族により発表された。

 昨年より精神疾患を抱え、今年1月末から行方不明となっていた板垣さんの突然の訃報は、ファンや関係者に大きな衝撃を与えている。
 
 家族はインスタグラムを通じて以下のように報告した。
 
 「俳優・板垣瑞生が不慮の事故により逝去いたしましたことをご報告申し上げます。生前は、板垣瑞生を温かく応援してくださいましたファンの皆様、またお世話になりました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます」と感謝の意を述べた。
 
 さらに、「昨年より抱えていた精神疾患により、今年1月末より行方不明となっておりました。警察および友人たちの協力のもと、捜索を続けてまいりましたが、先日、警察より東京都内にて遺体で発見されたとの連絡を受けました」と、亡くなった経緯を説明した。
 
 家族は、板垣さんが「常日頃より、皆さまに笑顔と楽しさを届けたいという思いで芸能活動に取り組んでまいりました」と振り返り、「活動復帰に向けて前向きに歩み始めた矢先、このような形で人生の幕を閉じることとなり、本人もさぞかし無念だったことと思います」とその無念さを代弁。ファンへの報告が遅れたことについて謝罪し、「どうか、板垣瑞生のこれまでの活動を温かく思い出していただければ幸いです」と締めくくった。
 
 板垣さんを惜しむ声、板垣さんの家族のショックや心痛を慮る声が数多く上がっている中、「不慮の事故」という表現に対し「実質、自殺みたいな感じだったんだろうな」「自殺と完全に断定できない感じだったからこういう表現にとどめたのか」「この言い方は、メンタルから来る不調で自ら…ということでしょう」といった声も上がっている。

 板垣瑞生さんは2000年10月25日生まれ、東京都出身。10歳の時に渋谷でスカウトされ、スターダストプロモーションに所属。2012年にロックバンド「フジファブリック」のミュージックビデオでデビューし、2014年には映画『闇金ウシジマくん Part2』でスクリーンデビューを果たした。特に、2015年公開の映画『ソロモンの偽証』では、1万人規模のオーディションを勝ち抜き、ミステリアスな秀才・神原和彦役を演じ、「謎の美少年」として注目を集めた。
 
 その後も、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)や『麒麟がくる』(2021年、森蘭丸役)、ドラマ『正直不動産2』(2024年、十影健人役)など、数々の話題作に出演。俳優業に加え、EBiDANのユニット「M!LK」のメンバーとしても活動し、歌手やファッションモデルとしても活躍した。繊細な演技力と独特の魅力で、若手俳優として着実にキャリアを築いていた。
 
 板垣さんは2024年3月、所属していたスターダストプロモーションを突如退所。公式サイトからプロフィールが削除され、ファンクラブも閉鎖されたことで、ファンや関係者の間に動揺が広がった。退所直前の3月8日には、雪道を歩きながら行ったインスタライブが「不穏」「意味深」と話題になり、ファンの心配を誘っていた。
 
 同年4月18日、板垣さんは自身のインスタグラムを更新し、退所の経緯を説明。「病院に入院をしていたため、皆さんにご報告が遅くなってしまい、ご心配をおかけしてしまいました」と明かし、スターダストプロモーションとの話し合いの末に退所したことを報告した。
 
 さらに11月29日には、1月頃から精神的に不安定になり、不眠や拒食の症状が悪化したため3週間ほど緊急入院していたことを告白。入院中は携帯電話を親に預け、外部との連絡が取れない状態だったと語った。この投稿では、「人前に出ることが難しいほどに取り乱していた」と当時の深刻な状況を振り返りつつ、退院後は前向きに活動を再開しようとしていたことを明かしていた。

(文/高柳拓郎)