
2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第12話が、4月15日に放送され、平均世帯視聴率15.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
この数字は、第9話および第10話で記録した15.7%を0.2ポイント上回り、番組最高視聴率を更新する快挙となった。
個人視聴率も8.9%と堅調で、物語の盛り上がりとともに視聴者の注目が集まっている。
主演の今田美桜さんが演じるヒロイン・朝田のぶと、北村匠海さんが演じる柳井嵩の物語が視聴者の心を掴み、放送開始以来着実に支持を集めている。
『あんぱん』は、国民的アニメ「アンパンマン」の原作者であるやなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルにしたフィクションドラマ。戦前から戦後にかけての激動の時代を背景に、夢と正義を追い求める二人の姿を描く。
なお、3月まで放送されていた橋本環奈さん主演『おむすび』は、第9話以降、最終話まで1度も15%台を記録することはなかった。
『あんぱん』は、これとは対照的に番組最高を随時更新しながら物語が進んで行くことになりそうだ。
(文/森八郎)