14日、TBS日曜劇場枠で13日に放送開始された阿部寛さん主演のドラマ『キャスター』（日曜よる9時）の初回視聴率が発表され、世帯平均14.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録したことがわかった。
この数字は、前クールの『御上先生』を2.0ポイント上回り、日曜劇場枠として10作連続で初回2桁視聴率を達成する好スタートとなった。
『キャスター』は、テレビ局の報道キャスターを主人公に、情報操作や権力の裏側を描く社会派サスペンス。
阿部さんが演じるベテランキャスター・村井浩介が、永野芽郁さん演じる総合演出や道枝駿佑さん演じるADとともに、真相を追う姿が描かれる。
第1話では、村井がスクープをめぐる局内の駆け引きに立ち向かう展開が話題を呼び、ネット上では「阿部寛の迫力がすごい」「ハラハラして一気に見入った」との声が広がった。
X上では、視聴者から「14.2％はさすが！」「阿部さんと永野芽郁の掛け合いが最高」と喜ぶ投稿が相次ぎ、キャストの豪華さやストーリーの緊張感を評価する意見が目立つ。一方で、「期待値が高すぎた分、展開が読めた」との感想もあり、2話以降の展開に注目が集まっている。
共演には北大路欣也さん、山口馬木也さん、音尾琢真さん、岡部たかしさん、キム・ムジュンさんら実力派が揃い、脚本は『半沢直樹』の黒崎静佳が手掛ける。初回放送後、公式SNSでは早くも第2話の予告が公開され、「次が待ちきれない」との反響が寄せられている。
TBS日曜劇場は、『半沢直樹』や『VIVANT』など高視聴率作品を多数輩出してきた枠。『キャスター』は、その系譜を引き継ぐ作品として期待されており、今後の視聴率動向が注目される。
（文／梅林隆介）