26日に放送された、長瀬智也さん主演で宮藤官九郎さんが脚本を務めるドラマ『俺の家の話』最終話の視聴率が10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。
第1話で11.5%と好スタートを切ると、以降も視聴者からのコメントなどからはかなり好評だったように見受けられたが、視聴率の面では1桁台が続く苦しい展開。
しかし、最終話で見事に2桁台にカムバックし、3月いっぱいで表舞台を去ると明言している長瀬さんにとっては、まさしく「有終の美」となったと言えるだろう。
長瀬さんと西田さんの魂の熱演
最終話には、西田敏行さん演じる寿三郎の憧れの人として藤田ニコルさんが本人役で登場。
藤田さんの貢献も一部あったとは思われるが、何よりも長瀬さんと西田さんの魂の熱演が、この好数字につながったようだ。
「ネットの反応も『ほんとうにいいドラマでした』『万民に観てもらいたかったドラマ。フィクションに甘んじず落とし所を捻ったことで更にメッセージ性の強い作品になりました、素晴らしい』など、非常に好評でしたね。
あらためて、長瀬さんがジャニーズ事務所を退所するだけでなく、表舞台を去る、役者を引退するという決断が惜しまれるところです。
また、すでに多くの賞を獲得し、様々な作品で名優の座を確かなものとしている西田さんについての称賛の声が溢れています。
『役では能の人間国宝という設定だったけど、西田さん自身も日本を代表する、人間国宝レベルの役者だと再認識させられた』といった具合ですよ」(メディア記者)
全体的な視聴率から察するに、視聴していない方も多いようだが、ネット配信などを活用してぜひ多くの方に観てもらいたい作品だったと言えるのではないだろうか。
(文/佐藤博幸)
~ライター略歴~
山口県出身
大のアイドル好きで、アイドル関連をメインに記事執筆を行っている