26日より全国公開スタートとなった大泉洋さん主演映画『騙し絵の牙』(配給:松竹)。
同作は、神木隆之介さん主演の青春群像劇『桐島、部活やめるってよ』(配給:ショウゲート)を撮影した吉田大八さんが監督を務めており、2018年の本屋大賞にランクインしたベストセラー小説が原作だ。
松岡茉優さん、佐藤浩市さん、リリー・フランキーさん、木村佳乃さん、國村隼さん、斎藤工さん、池田エライザさん、宮沢氷魚さんらが出演している。
真面目で、いいやつで、素晴らしい役者
「出演している役者陣の顔ぶれから、昨年7月に急逝し、以来8ヶ月半ほどが経過した三浦春馬さんを想起するという声がありますね。
主演の大泉洋さん、そして佐藤浩市さんは映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(配給:松竹、監督:前田哲さん)にて、三浦さんと深く関わる役柄でした。
大泉さんは昨年12月『こんな夜更けにバナナかよ』が地上波初放送された際に、『北海道での撮影で、三浦春馬くんと、豊平川の河川敷を毎日のように一緒に走った事が昨日のことのように思い出されます。自分は特に痩せなきゃいけない役でもなかったのに、僕と一緒にずっと走ってくれました。 本当に真面目で、いいやつで、素晴らしい役者でした』と振り返っています。
さらには、そのとき間もなく公開を控えていた『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)についても『今日のこんな夜更けにバナナかよと共にどうぞこの映画も皆さんの心に刻み込んで下さい。彼は数々の作品とともに僕らの胸の中で永遠に生き続けてくれるはずです』とコメントしていました。
また、佐藤さんは『こんな夜更けにバナナかよ』で三浦さん演じる医大生の父親役を演じており、三浦さんの訃報のわずか4日後に『文春オンライン』(文藝春秋)にて『初めて会った現場ではよく吞みに行ったな』と振り返りつつ『こんな親父より先に逝きやがって、悔しいよ本当に。でも今の状況を、皆が悲しんでいる姿を見て一番悔やんでいるのは春馬お前自身のはずだ、そうだろ』などの言葉をかけていました」(メディア記者)
大泉さんが語っていたように、数々の作品とともに多くの人の心の中で三浦さんは今後も生き続けてくれることだろう。
(文/住吉良純)