
10日、ジュニアの新グループ「ACEes」のメンバーである佐藤龍我さんが、東京・有明アリーナで開催された「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」の初日公演で、涙ながらに自身が今年2月まで所属した「美 少年」についてコメントし、ファンの注目を集めた。
佐藤さんはステージ上で、「美 少年として過ごした時間は僕にとって青春そのものでした。僕だけでなく、メンバーみんなが心から『美 少年』を大好きだった」と振り返った。
2016年に結成された「美 少年」は、ジャニーズJr.内で高い人気を誇り、佐藤さんにとって大切な仲間と共に夢を追いかけた日々だった。しかし、2025年2月にグループが再編され、新たに「ACEes」として活動をスタートすることになった経緯を明かし、「最初は混乱してしまった」と当時の心境を率直に告白した。
それでも、前を向く決意を固めた佐藤さんは、「今はグループでデビューして、ドームツアーをしたいという思いが原動力になってる。夢に向かって走り出したところです」と力強く語り、涙をこらえながらも笑顔を見せた。この言葉に会場からは温かい拍手が沸き起こり、ファンとの絆を再確認する瞬間となった。
「ACEes」は、佐藤さん、浮所飛貴さん、那須雄登さん、作間龍斗さん、深田竜生さんの5人で構成され、国民的アイドルを目指して精力的に活動中だ。ツアー初日となったこの日は、彼らの新たな一歩を祝福するファンの熱気に包まれ、佐藤さんのコメントがグループの未来への決意を象徴する一幕となった。
(文/野村翔太)