石橋貴明、「性加害」疑惑めぐる第三者委調査拒否の裏に「それどころではなかった」心情 | The Audience
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石橋貴明、「性加害」疑惑めぐる第三者委調査拒否の裏に「それどころではなかった」心情

石橋貴明、「性加害」疑惑めぐる第三者委調査拒否の裏に「それどころではなかった」心情
石橋貴明

 9日、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんが、フジテレビの第三者委員会による調査への協力を拒否した理由について、「それどころではなかった」と事務所を通じ表明したことが明らかになった。『報道ステーション』(テレビ朝日系)が報じた。

 これは、同日の週刊文春(電子版)が報じた「石橋がフジテレビ女性社員を下半身露出で襲った」とされる疑惑に関連するもので、第三者委員会が過去の類似事案として石橋にヒアリングを求めた際の対応をめぐる発言だ。
 
 フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは、元タレント中居正広さんによる女性トラブルをきっかけに、社内の企業風土やハラスメント問題を検証するため、2025年1月に第三者委員会を設置。
 
 3月31日に公表された調査報告書では、中居さんの事案以外にも「重要な類似事案」が存在し、その一つとして石橋が関与したとされる10年以上前の出来事が記載された。

 報告書によると、飲み会の席で女性社員が石橋と2人きりになった後、彼が突然ズボンと下着を脱いで下半身を露出し、女性が恐怖を感じる状況に置かれたとされる。
 
 この事案について、第三者委員会は石橋さん本人へのヒアリングを試みたが、石橋さんサイドは協力を拒否。週刊文春の取材に対し、石橋さんの個人事務所は「このような状況で質問を受けられない」と回答していた。
 
 しかし、新たな報道で、石橋さんサイドが拒否の理由を「それどころではなかった」と述べていたことが判明した。この言葉からは、当時の彼の状況や心境が影響していた可能性がうかがえる。
 
 一方で、ネット上ではこの発言に疑問の声も上がっている。Xでは「調査拒否できるの?驚きしかない」「タイミングがあまりにも都合よすぎるのでは」との投稿が見られ、疑惑への説明責任を求める意見が飛び交っている。
 
 第三者委員会に法的強制力はないものの、調査協力は企業風土改善に向けた重要なステップとされており、石橋さんの拒否姿勢はさらなる議論を呼びそうだ。

 石橋さんとフジテレビの関係は深い。80年代から90年代にかけて『とんねるずのみなさんのおかげです』などで同局の黄金期を支えた彼は、港浩一元社長や日枝久取締役相談役といった重鎮とも親交があった。今回の疑惑が事実であれば、当時の芸能人と局員の関係性にもあらためて光が当たる可能性がある。
 
 「それどころではなかった」という一言が、石橋さんの本心をどこまで反映しているのかは不明だが、健康問題と過去の疑惑が交錯する中、彼の今後の発信や復帰が注目されることは間違いない。フジテレビ側も、信頼回復に向けた取り組みを進める中で、こうした事案の全容解明が求められている。
 
(文/等々力おさむ)
 
 ~ライター略歴~
 山梨県出身
 かつては某俳優の付き人を務めていた
 現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中