2日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた、日本ハム対ソフトバンクの一戦は、日本ハムが3-1で勝利した。
日本ハムはソフトバンクに今季初勝利を挙げるとともに、今シーズンの通算成績を4勝1敗とし、今季初となるパ・リーグ単独首位の座に立った。
序盤から両チームともにチャンスを作りながら5回表までは、互いに決め手を欠きゼロ行進が続いた。
迎えた5回裏、日本ハムは1安打、1四球、さらにはソフトバンク・前田純のエラーもあって無死満塁のチャンスを作ると、清宮幸太郎の遊撃ゴロの間に1点を先制。さらに、続くレイエスの完全なダブルプレーコースの三塁ゴロをソフトバンク・リチャードがタイムリーエラーし2-0となった。
2-1となって迎えた7回裏には、昨季までソフトバンクに所属、オフに現役ドラフトで日本ハムに移籍、この日は1番・レフトでスタメン出場していた吉田賢吾が、この回からマウンドに上がったソフトバンク・藤井皓哉のストレートを完璧にとらえライトスタンドへソロホームランを放ち3-1とリードを広げた。
吉田賢吾は、この一打が日本ハム移籍後の初安打かつ、プロ入り後初のホームランとなった。
投げては6投手のリレーでソフトバンクに1点しか許さず、3-1での快勝だった。
昨季まで恒例だった、勝利後の「一本締め」がこの日は実施されず、ファイターズファンの間では「今季は一本締めナシ？」「球場が一体となるからやめないでほしい」「一本締めしないのは今日だけかな」といった声が出ている。
（文／公文裕介）