昨年12月19日発売の「女性セブン」（小学館）報道から始まった、中居正広さんによる性加害疑惑をめぐるフジテレビ問題。
3月31日、第三者委員会が公開した調査報告書により、中居さんの卑劣な手口に女性アナ（当時）Aさんが嵌められ、性暴力の被害に遭ったことが明らかとなった。
同報告書では、“タレントU”なる人物がホテルのスイートルームの飲み会に参加し、中居さんと女性2名の4人で部屋に残るよう仕向けていた件にも触れている。
当然、第三者委員会はタレントUへのヒアリングを試みたものの、タレントUは「ヒアリングを受けた事実がフジテレビに伝わると情報漏洩のリスクがある。自身の身元が特定された場合には第三者委員会が責任を負うと保証してほしい」などと要望。
第三者委員会は「匿名表記によりプライバシーを尊重するが、インターネットや報道等により特定される可能性があり、保証はできない」と回答したうえで、再度、協力を要請。タレントUはこの要請を固辞したという。
沿革情報などから、このタレントUはお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんだと見る向きが非常に強い。すでに特定されたも同然だと伝えるSNS大手アカウントなども存在する。
4月2日の「週刊文春 電子版」（文藝春秋）では、被害女性Aさんが「大物タレントと中居さんのいる“ハイアット会”や食事会は、いつもセックスの話が大半。『お前、手コキしたことないんか？』と聞かれたり、とても普通の会社ではありえない。」と証言している。
「お前、手コキしたことないんか？」という関西弁のセリフは、「いかにも松本人志が言いそう」という評価をネットを中心に受けている。
（文／野村翔太）