
「週刊文春」(文藝春秋)が4日、6日発売の同誌最新号および5日12時に先行公開する同誌「電子版」の記事について予告。
主要トピックスの1つに《「侍ジャパン級が3人いる」オンラインカジノ疑獄の内幕》とあった。
プロ野球界のオンラインカジノ(違法賭博)問題と言えば、オリックス・山岡泰輔投手がオンラインカジノでのポーカー大会に出場したことを認めたのを発端に、日本野球機構(NPB)が12球団に対し、利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう、選手やスタッフらに呼びかけることを要請。
その後、山岡以外に7球団14選手が関与していることが判明した。
NPBは山岡以外の関与者については実名公表を避ける判断をしていたが、文春が残りの14人について実名報道する可能性が高まっている。
文春の予告タイトルからは、この14人のうち3人は「侍ジャパン級」ということが分かる。
なぜ侍ジャパン“級”という表現になっているのかは、諸説あるものの、2023年のWBCでは「指名投手枠(入れ替え可能投手)」および「サポートメンバー」という枠が存在しており、最終的に侍ジャパン本メンバーとはならなかったものの、この枠に入っていたという選手が含まれていることを意味するのではないだろうか。
文春では、すでに前週の記事で、巨人の若手有望株Aと、巨人以外に所属する東京五輪の侍ジャパンに選ばれていたベテラン野手Bがオンラインカジノに関与していたことを報道済み。
Bが「侍ジャパン級」3人のうちの1人であろうことは確実。そうなると残る2人のうちの1人あるいは2人ともが、先述の「指名投手枠」および「サポートメンバー」に選出されていた選手ということになる。
「指名投手枠」および「サポートメンバー」に選出されていた選手の顔ぶれのうち、過去の侍ジャパンにおいても本メンバーに選ばれた経験がない選手は
種市篤暉投手、岩下大輝投手、岡大海選手、藤原恭大選手(ロッテ)
藤井皓哉投手(ソフトバンク)
森浦大輔投手(広島)
清水昇投手(ヤクルト)
重信慎之介選手(巨人)
西川愛也選手、松原聖弥選手(西武)
万波中正選手(日本ハム)
そして、ソフトバンク、ヤクルト、中日、日本ハムは、NPBの要請を受けた後の調査で該当者なしとの調査結果を出していたと地元メディアなどで報じられているため、この4球団の選手を除くと、残る候補は8人まで絞られる。
果たして、一体、誰が文春砲を被弾することになるのだろうか。
(文/樋口健太郎)