お笑いコンビ・スーパーマラドーナの武智正剛さんを脅迫したとして、大阪府警南署は11日、脅迫容疑で、東京都三鷹市の会社員の男性を大阪区検に書類送検したと発表した。
同署によると、犯人は19年1月11日に、武智さんのツイッターのアカウントに「武智、お前のこと近日中に殺すから覚えておけよ」とダイレクトメールを送るなど、19年10月までに60回近くメールを送っていたことを認めているという。
武智さんは19年2月に被害届を出していたとのこと。
誹謗中傷や暴言は否定されるべきだが
「18年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)での審査員を務めた上沼恵美子さんへの、武智さんのネット動画での批判や暴言は有名な話ですね。
もちろん、誹謗中傷や暴言は否定されるべきことではあります。
ただ、それに対して外野が『死ね』だの『殺す』だのと言ってはいけませんし、直接本人に言うなどもってのほかです。
言われた武智さんは相当な恐怖を感じていたと思いますよ。
新型コロナウイルスの蔓延がはじまった当初に大きく話題となった『マスク警察』と似たような恐ろしさを個人的にも感じています。
『自分は正しいことをしているのに、なんであの人たちはルールを守らないんだ』と思ったり、適切な方法で声をあげるのは構いませんが、結果として自分がルールを守らない、迷惑な存在となってしまっては本末転倒ですよ。
それに、今回の場合、武智さんは暴言をきっかけに騒動となり謝罪もしましたし、それなりの社会的な制裁も受けていますからね」(メディア記者)
他人の過ちを責めるよりも、まずは自分が過ちを犯さないこと、迷惑な存在とならないようにと意識したい。
(文/窪田翔吾)