
12月19日発売の「女性セブン」(小学館)報道から始まった、中居正広さんによる性加害疑惑をめぐるフジテレビ問題。
在籍するアナウンサーが過酷な性被害に遭ったにもかかわらず、中居さんがMCを務める『だれかtoなかい』を継続した経緯について、19日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が新事実を報じた。
中居さんによるトラブルが起こったのは一昨年6月、中居さんの盟友で『だれかtoなかい』の前身である『まつもtoなかい』で中居さんとともにMCを務めていた松本人志さんに性加害問題が持ち上がったのが一昨年12月。
松本さんの報道の深刻さを鑑み、番組は『まつもtoなかい』から『だれかtoなかい』へと変貌を遂げたのだが、中居さんの起こしたトラブルの深刻度を考えれば、このタイミングが完全に番組を終了させる絶好のタイミングだったと言えるだろう。
では、なぜ、それを選択しなかったのか。文春報道によると、同番組を自ら企画した中嶋優一プロデューサー(記事中ではA氏)がこのとき「この番組を松本さんが復帰する受け皿にする。ここで番組を終わらせるわけにはいかない」と宣言。
吉本興業にも忖度できるかたちを、港浩一社長(当時)も後押ししたのだという。
(文/野村翔太)