大手回転寿司チェーン「スシロー」は6日、公式サイトを更新。
イメージキャラクターに起用してきたタレントの笑福亭鶴瓶さんに関する広告コンテンツを削除したことについて言及し、謝罪した。
「笑福亭鶴瓶様を起用した広告などについてのお知らせ」と題した文書でスシローは、「この度は、笑福亭鶴瓶様を起用した広告につきましてご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
そのうえで「弊社では笑福亭鶴瓶様に関する当初の報道を受け、お客様から様々なご意見を頂戴いたしました。その後、所属事務所様を通じて当初の報道に対し書面にてご見解を頂きましたが、状況の全体像が不明確であったため、所属事務所様にお伝えした上で、広告素材の使用を一時見合わせるという判断をいたしました」と経緯を説明。
「結果として、笑福亭鶴瓶様および所属事務所の皆様にもご迷惑とご心痛をおかけし、深く反省しております」とあらためて謝罪し、「当初より本日まで所属事務所様とのやり取りや社内協議を続け、広告などを順次再開することといたしましたので、ここにお知らせいたします」とした。
鶴瓶さんは、タレント・中居正広さんが引退を余儀なくされた自宅での性加害疑惑の数日前、中居さん宅で開かれたバーベキューにタレント・ヒロミさんらとともに参加。
同バーベキューには、渡邊渚アナウンサー（当時）を含むフジテレビの女性アナウンサー複数名と男性スタッフ、フジテレビの中嶋優一プロデューサーも参加していた。
複数のメディア報道によると、このバーベキューで、鶴瓶さんは中居さんとともに女性アナらを隣に座らせ「まるでキャバ嬢」のように扱ったという。
下ネタを連発していたほか、ボディタッチを繰り返すなどセクハラ行為があったと報じるメディアもあった。
スシローの鶴瓶さん起用再開を受け、賛同する声が一定数ある一方、「スシローは『宴席で女性をキャバ嬢のように扱うのも、セクハラもOK』と宣言したも同然」「起用停止で評価していたのに、ハラスメントへの考え方が軽く、かえって大きな失望感を覚えています」など、批判的な声も多数上がる事態となっている。
（文／猫山恭輔）