文春が中居正広「性加害」問題の記事訂正で、X「中居さんは引退しなくてよかった」「フジテレビは何も悪くなかった」掌返し | The Audience
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文春が中居正広「性加害」問題の記事訂正で、X「中居さんは引退しなくてよかった」「フジテレビは何も悪くなかった」掌返し

文春が中居正広「性加害」問題の記事訂正で、X「中居さんは引退しなくてよかった」「フジテレビは何も悪くなかった」掌返し

 12月19日発売の「女性セブン」(小学館)報道から始まった、中居正広さんによる性加害疑惑をめぐる騒動。

 被害者は、昨夏にフジテレビを退職した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。
 
 この問題を早い段階から詳らかに報じてきた「週刊文春」(文藝春秋)が28日、「事件当日について『渡邊渚(記事中ではX子、以下同)さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていたが、その後の取材により『渡邊渚さんは中居氏に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということが判明した」との訂正を発表した。
 
 27日にフジテレビが会見で「事件当日については、社員Aを含めフジテレビは一切の関与がありません」と語ったことと一致するものだった。
 
 この訂正を受け、X(旧Twitter)には「中居さんは引退しなくてよかった」「フジテレビは何も悪くなかった」と、まさしく“掌返し”で文春を責め、中居さんやフジテレビを擁護する声が無数にあふれる事態となっている。

 だが、フジテレビは27日の会見で、事件の数日前に開かれた中居さん宅のバーベキューについては、Aさんがいたこと、Aさんの手引きにより渡邊さんも同席していたことを認めている。
 
 バーベキューの後の、中居さん、Aさん、渡邊さんの3人だけで行ったという寿司店での二次会。ここで、Aさんのはたらきかけにより、渡邊さんは中居さんと連絡先交換をせざるを得なかったと文春では報じている。
 
 そして、バーベキューからほんの数日後、中居さんから「みんなで飲もう」と直接連絡を受けた渡邊さんは「Aさんがセッティングしてきたこれまでの会の延長」と捉え参加に同意。当日、直前になって2人だけでの食事会となることを中居さんに告げられ、業務の延長であるとの考えから断ることはできず、中居さん宅で性被害に遭ったという。
 
 被害直後にフジテレビに事態を報告していることからも、事件当日の会合を渡邊さんは「仕事の延長上」と捉えていたことは明白。
 
 その後、フジテレビは渡邊さんのケアよりも中居さんとの関係を優先し、中居さんの出演番組を打ち切るどころか、スポーツ特番などにも新規起用を繰り返したというのが事実である。

 中居さんの性加害疑惑も、フジテレビの人権蹂躙疑惑も、今回の文春の訂正によって晴れることはないだろう。
 
(文/野村翔太)