12月19日発売の「女性セブン」(小学館)報道から始まった、中居正広さんによる性加害疑惑をめぐる騒動。
9000万円もの巨額解決金を支払ったという同トラブルの被害者は、正式に名指しこそされていないものの、複数のメディア報道により、昨夏にフジテレビを退社した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。
もはや問題は、中居さん個人ではなく、フジテレビをはじめとしたテレビの在り方へと発展している。
そんな中、中居さんが23日、自身の有料の会員サイトで引退を発表した。
「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【(株)のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します」と報告。
「改めて、相手さまに関しても心より謝罪申し上げます。関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございませんでした。ヅラの皆さん一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。」とファンへの謝罪と惜別のメッセージで結んだ。
中居さんの引退表明を受け、大きな衝撃や悲しみの声がいくつも上がっている。
一方で、「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。」としていながら、問題について会見を開き、話せる範囲で誠心誠意、説明を尽くすという対応をとらなかったこと、ファンクラブというホームでの表明にとどめていることなどから、「トンズラ引退でダサい」「不誠実で無責任な逃亡引退」「ちゃんとやってます!と言いながら、あれこれ隠したまま去ろうとしててズルい」など、批判的な声も数多く聞こえてきている。
(文/野村翔太)