4月から放送開始となる阿部寛さん主演の日曜劇場『ドラゴン桜』（TBS系、日曜夜9時）には、2005年に放送された前シリーズの続編だ。
主人公の弁護士・桜木建ニが高校のオファーを受け教壇に立ち、生徒たちを東大合格へ向け独自の勉強法で導いていくという物語で、阿部さんとともに前シリーズでは生徒役で出演していた長澤まさみさんも今シリーズに登場する。
長澤さんが演じる水野直美は、一浪の末に東大に合格、そして弁護士となり、桜木が経営する法律事務所に入所、今シリーズでは桜木とともに東大受験を目指す生徒たちを導くことになる。
桜木と水野に導かれる生徒役たちは、ドラマからの出演オファーという形ではなく“1000人”規模のオーディションを経て選ばれたのだという。
そのメンバーの中には、元欅坂46のセンターで現在は女優として活動する平手友梨奈さん、ジャニーズ事務所の次世代看板と目されているKing＆Princeの高橋海人さんらがいるのだが……。
出来レース、忖度まみれ
「特に、高橋海人さんのファンからは『1000人の中から実力で選ばれたなんてすごい』といった声が多く聞こえてきています。
一方で『形的には大規模なオーディションをしてても、99％既定路線でしょ。運良くとんでもなくすごい掘り出し物みたいな俳優がいたらラッキーくらいでオーディションをしただけで、実質ジャニーズ忖度で高橋海人が選ばれるのは事前に決まっていたはず』と、この選考は出来レース、忖度まみれだったと見る人も多いですね。
そして、前シリーズでは長澤まさみさん、新垣結衣さん、紗栄子さん、山下智久さん、中尾明慶さん、小池徹平さんと、若手の超売れっ子たちが生徒役で勢揃いしたのに対し、今シリーズでは高橋さんと平手さんくらいしか広く世間に知られている俳優がいないこともあり、『メンバーがしょぼい…』なんて声もあります。
おまけに、日曜劇場は昨年放送され最終回で32.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録した堺雅人さん主演の『半沢直樹』や、21日の最終回で20.1％という驚異的な視聴率を残した綾瀬はるかさん主演『天国と地獄』といった高視聴率を叩き出すのが至上命題となっている枠です。
高橋さんや平手さんが、この枠に相応しい視聴率達成に貢献できるのか、かなり疑問符を付けている人は多い状況ですよ」（メディア記者）
重圧や懐疑的な見方を跳ね返し、高橋さんや平手さんがどんな活躍を見せてくれるのか、4月の『ドラゴン桜』放送開始に注目が集まる。
（文／スコッティ角筈）