フジテレビが17日、タレント中居正広さんの性加害疑惑をめぐり、同局の社員が関与したと報じられている問題について、午後3時から港浩一社長出席のもと、東京・台場の同局で記者会見を開いた。
正式に名指しこそされていないものの、複数のメディア報道により、昨夏に同局を退社した渡邊渚アナウンサーが被害者とほぼ特定されている状況ながら、被害女性については、同局に所属していたかどうかについても明言を避けた。
その上で、「あっせんが常態化したことは？」と聞かれ、港氏は「私はなかったと信じたいと思いますが、それも含めて調査委員会にゆだねたい」とした。報道では港氏自身が関与していたことも報じられているが「番組スタッフなどと懇親の場を設けることはある。これ以上の答えは控える」とした。性的接触については「全く無いと私は思って信じております」と語気を強めた。
女性アナウンサーが、出演していない番組の懇親会に出席するケースを聞かれると「往々にしてはないと思うかな、と僕の個人的な感想ですけど。番組の打ち上げ、皆さんやられる事だと思いますし、やるっていっても基本自由参加ですから、そういう会だと認識」と返答。
今回のケースで言えば、「渡邊さんが自身の意思で会に参加した結果なので」という立場をとった。
（文／中野慎二郎）
～ライター略歴～
東京都中野区出身
演劇＆音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動