21日に放送された、綾瀬はるかさん主演で、高橋一生さんとの演技合戦が話題だったドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)最終話の視聴率が20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。
第1話で記録していたこれまでの番組最高記録16.8%を3.3ポイントも上回る圧倒的な数字で、見事に有終の美を飾った。
20.1%は今年の民放ドラマの最高値であるとともに、これまで全ドラマで1位となっていた吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ『青天を衝け』第1話の20.0%をも上回り、今年の全ドラマを通じてのナンバーワンに綾瀬はるかさんと高橋一生さんのコンビが立ったということになる。
キャラクターのスイッチだけでなく
「これで、あらためて綾瀬はるかさんの“視聴率女王”としての地位は盤石なものとなりそうですね。
また、物語の中では綾瀬さん演じる刑事・望月彩子と、高橋一生さん演じる連続殺人の容疑者・日高陽人の魂が入れ替わるわけですが、彩子の魂が入った日高の仕草や話し方、表情がどれもとても女性らしくてチャーミングでした。
それを見事に演じてみせた高橋さんの演技力に対しては多くの視聴者が感嘆の声を漏らしていましたよ。
そして、ミステリー要素満載のストーリー展開の見せ方も秀逸で、謎が解けそうになるとまた新たな謎が出てきて、常に飽きさせない構造が出来上がっていたと思います。
また、ミステリー押しかと思いきや、実は最終的に人情あふれる登場人物たちの心の動き、それぞれが胸に強く持っている正義を貫く様子を前面に押し出すヒューマンドラマとなっていました。
綾瀬さんと高橋さんのキャラクターのスイッチもすごかったですが、ミステリーからヒューマンへのスイッチも実に見事だったと思いますね。
最後の最後に『え!?』と思わせるオチが用意されていましたし、『続編が見たい』という声は多く上がっていますので、スペシャルドラマなどが作られる可能性もあるのではないでしょうか」(メディア記者)
素晴らしい演技を見せてくれた綾瀬さん、高橋さんをはじめとする出演者たちに拍手を送るとともに、4月以降のドラマや映画でも彼らがどんな輝きを見せてくれるのか注目していきたい。
(文/江口のりお)