フジテレビ、渡邊渚アナ「性被害」全責任を中居正広に負わせ「逃げ切り」狙い…他局も救済の手を差し伸べない本当の理由 | The Audience
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フジテレビ、渡邊渚アナ「性被害」全責任を中居正広に負わせ「逃げ切り」狙い…他局も救済の手を差し伸べない本当の理由

フジテレビ、渡邊渚アナ「性被害」全責任を中居正広に負わせ「逃げ切り」狙い…他局も救済の手を差し伸べない本当の理由
中居正広

 12月19日発売の「女性セブン」(小学館)、同月25日の「スポニチ」、翌26日の「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、中居正広さんによる性加害疑惑、女性との深刻トラブル。

 9000万円もの巨額解決金を支払ったという同トラブルの被害者は、正式に名指しこそされていないものの、昨夏にフジテレビを退社した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。
 
 さらに、1月8日の「週刊文春」(文藝春秋)では、渡邊(記事中ではX子、以下同)さんが被害後すぐの2023年6月上旬に複数の幹部社員とアナウンス室部長だった佐々木恭子アナに報告していたことを詳報。
 
 佐々木さんは「大変だったね。しばらく休もうね」と渡邊さんに声をかけただけで、会食の席を設けるなどトラブルに多大な関与があったと報じられている編成幹部Aさんの告発に動くようなことはなく、フジテレビとして詳しい調査に乗り出すなどの対応は全くなかったという。
 
 文春報道の内容が事実であれば、フジテレビは組織的に渡邊さんの被害報告、告発を握りつぶしたということになり、半ば全責任を中居さんに負わせて逃げ切りを図っていると言えるだろう。

 また、中居さんが9日に「示談成立により今後も芸能活動を支障なく続けられる」と声明を出したのとは裏腹に、テレビ各局は「性的トラブルを自ら認めた」ということを免罪符に、一気に中居おろしに突き進んでいる。
 
 トラブルがトラブルだけに、積極的には難しくとも救済の手を差し伸べる局もありそうなところだが、そうはなっていない。
 
 その背景としては、中居さんがすでに「数字を持っていないタレント」に成り下がったからだと10日の「ピンズバNEWS」(双葉社)が伝えている。
 
 中居さんがMCを務める番組は軒並みコア視聴率1%台、良くても2%台半ばにとどまっており、性加害疑惑報道により良くも悪くも注目が高まった昨年12月27日の『ナカイの窓 復活SP』(日本テレビ系)ですら、世帯5.6%、個人3.2%。コア視聴率は1%台濃厚、良くても2%台だったと推定される。

 性的トラブルはもちろんのこと、若年層の支持の低さもあって、中居さんが事実上の引退となることは避けられなさそうだ。
 
(文/野村翔太)