12月19日発売の「女性セブン」(小学館)報道に端を発した、中居正広さんによる性加害疑惑、女性との深刻トラブル。
9000万円もの巨額解決金を支払ったという同トラブルの被害者は、正式に名指しこそされていないものの、昨夏にフジテレビを退社した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。
さらに、1月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、渡邊(記事中ではX子、以下同)さんが被害後すぐに複数の幹部社員とアナウンス室部長だった佐々木恭子アナに報告していたことを詳報。
フジテレビがこのトラブルを握りつぶしたと伝えた。
一連の報道を受け、昨年、吉本興業を去り、お笑いコンビ「プラス・マイナス」を解散、現在は“シャドウ岩橋”として活動する岩橋良昌さんが8日、同様の性接待構造は他局にもあることを示唆した。
岩橋さんはこの日、あるアカウントが同トラブルをめぐり、X(旧Twitter)にアップした「こうゆうのホントにフジだけなのか?」との問いかけに答えるかたちで「TV局全体の話だとおもいます」とコメント。
フジテレビに限った話ではなく、同様の問題を他局も抱えていることを示唆した。
フジテレビだけの話であれば、現時点で他局は同トラブルを積極的に報道するはずだが、不自然に沈黙を守ったまま。
岩橋さんの指摘は的を射ている可能性が非常に高いと考えるのが妥当だろう。
(文/野村翔太)