![2024『紅白』視聴率はB'zの牽引で前年より大幅アップの32.7%!「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」の2曲をサプライズ披露で番組最高を記録](https://the-audience-news.com/wp-content/uploads/2024/12/Bz-1024x584.jpg)
昨年12月31日に生放送された、大みそかの風物詩『紅白歌合戦』(NHK)。
4時間以上にわたって放送された同番組。第1部は世帯29.0%で前年と全く同率の視聴率だったが、第2部は前年を0.8ポイントと大きく上回る32.7%を記録した。(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)
2年連続で旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.およびSTARTO ENTERTAINMENT)に所属するタレントの出場ゼロだったが、その影響は極めて限定的であることが証明されたと言えるだろう。
今回、最高視聴率を記録したのは、これが初出場となった2人組ロックバンド・B'zだった。
B'zは特別企画として、司会の橋本環奈さんがヒロイン・結を演じる現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』の主題歌「イルミネーション」をスタジオから披露。
事前に発表されていたタイムテーブルなどでは、ここでお役御免となるはずだったが、「イルミネーション」のパフォーマンスが終わると、B'zの2人はNHKホールのステージにサプライズ登場。
「LOVE PHANTOM」「ultra soul」の2曲を追加で披露。途中、マイクトラブルが発生するアクシデントに見舞われながら、これをものともしない声量でホールとお茶の間を大いに沸かせた。
B'zのパフォーマンス中に記録されたリアルタイム視聴率(TVAL調べ)は29.7%(関東地区)、30.2%(関西地区)、33.0%(中京地区)で、各地区でいずれも番組最高値だった。
ビデオリサーチでの視聴率の方が、TVAL調べよりも10~20%ほど高い数値が出ることが多い。、今後、ビデオリサーチ調べでのB'zの瞬間最高視聴率が発表されるか注目したい。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動