8歳児の命と母親の両足が失われた「猪苗代湖の3人死傷ボート“ひき逃げ”事件」控訴審で逆転無罪 「この国の司法制度が本当に機能しているのか」遺族がコメント | The Audience
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8歳児の命と母親の両足が失われた「猪苗代湖の3人死傷ボート“ひき逃げ”事件」控訴審で逆転無罪 「この国の司法制度が本当に機能しているのか」遺族がコメント

8歳児の命と母親の両足が失われた「猪苗代湖の3人死傷ボート“ひき逃げ”事件」控訴審で逆転無罪 「この国の司法制度が本当に機能しているのか」遺族がコメント
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 福島県会津若松市の猪苗代湖で20年9月6日、8歳の男児と母親らがモーターボートに巻き込まれ死傷した事故。

 一部メディアではボートによる“ひき逃げ”事件とも報じられた同事件。男児は体を引き裂かれ死亡、母親が両足を切断するなど2名が大ケガを負った。
 
 一審判決では、モーターボートを運転していたセレブ社長(46歳)の被告に禁錮2年の実刑判決が下されていた。

 しかし、控訴審では12月16日、一転して無罪判決が出た。
 
 仙台高等裁判所は「一審が認めた検察側の実況見分では弁護側が出した新証拠とされる実証実験のように、船舶の加速後の死角の発生が考慮されていない。前方左右を注視していたとしても被害者らを発見できたとは言えない」などと述べた上で、一審判決を破棄し、被告に無罪を言い渡した。
 
 この判決に憤る声は多数上がっており、遺族も「到底納得できない。この国の司法制度が本当に機能しているのかもう一度問いたい」とコメントしている。

(文/二宮誠司)