日本中央競馬会(JRA)が10日、所属する角田大河騎手が死去したことを公式HPで発表した。
同騎手は1日の20時30分頃、函館競馬場の芝コース内に自動車で乗り入れ芝コースを損傷させたとして、3日からの騎乗停止処分を下され、停止期間については裁定委員会の議定により決められると発表されていた。
一方で、3日夜ごろから「電車の人身事故で死亡」「遺留品が本人のものだった」といった情報を、元JRA騎手の藤田伸二さんや元川崎競馬騎手の瀧川寿希也さんが明かし、一部週刊誌で「消息不明となっている」旨が報じられていた。
そして、今月2日15時10分ごろに北海道札幌市厚別区のJR上野幌駅で発生した人身事故ではねられた男性の身元が、「滋賀県栗東市に住む20代の男性」と特定されたことが、9日に警察から発表されていた。
3日、つまり1週間前の時点で、競馬界では「角田大河騎手が人身事故で亡くなった可能性が高い」という情報は共有されていたようだ。
それにもかかわらず、3日以降、さらには10日の死去発表を受けても、競馬界が深い悲しみに暮れている様子はなかったということで、瀧川さんは「誰かが死んだのに内部が全然悲しまない理由はそーゆー事なんだろうなって多少察してしまうこともあるんだよね。なにをしたかわからないんだけど、人間性なのか嫌われていたのかね」と私見を自身のSNSに綴っている。
そのうえで「ただ日本って本当に自殺多すぎるよね 有名人の自殺とかの率世界的に平均して どんな結果が出るのか気になる」とも言及している。
(文/豊田武志)