日本中央競馬会（JRA）所属の角田大河騎手。
一部で流れていた同騎手の死亡説。これを覆す、身元不明の人物による「栗東の実家で謹慎中」「JRA施設で軟禁状態」というSNS投稿の信憑性が著しく揺らいでいる。
7日の「デイリー新潮」（新潮社）が、「角田は事件を起こした翌日の午前中にJRAから事情聴取を受けたのですが、それきり連絡が取れなくなっている」「親族も含めて誰も本人と連絡が取れない」と報じ、質問4つに対するJRAからの以下の回答を伝えたのだ。
1、電車事故に遭ったという話は事実か。
「承知しておりません」
2、本人と連絡を取れているのか。
「お答えすることはできません」
3、飲酒していた事実はないか。
「本人は飲酒していないと主張しています。侵入した理由については『花火大会を見たかった』と話しております」
4、同乗者はどういった人物なのか。
「同乗者は1名おりましたが、それ以上についてはお答えできません」
大きな騒動となっている現状を考えると、本人と連絡がとれていればその旨を公表するはずだが「お答えすることはできません」と回答しているため、親族含め誰も角田騎手本人と連絡がとれないというのは事実で、消息も行方も不明という状況なのだろう。
同騎手は1日の20時30分頃、函館競馬場の芝コース内に自動車で乗り入れ芝コースを損傷させたとして、3日からの騎乗停止処分を下され、停止期間については裁定委員会の議定により決められると発表されていた。
その後、元JRA騎手の藤田伸二さんが、3日夜、YouTubeライブ配信の中で、「確かな情報」「近くJRAからも絶対発表になる」として「角田大河くん、亡くなったらしいです」と関係者から情報が入ってきたことを明かした。
さらに、元川崎競馬騎手の瀧川寿希也さんが4日朝に「JRA関係者（元騎手のK）から聞いた話」として角田騎手の死亡について「噓であってくれ」と切望しながら「電車に飛び込んで」と伝えていた。
瀧川さんは5日夜、角田騎手の死亡について、それまでに名前を挙げていた元JRA騎手のKさんとは別に、現役JRA騎手からも情報を得ていると明かした。
また、「電車の人身事故で死亡」「遺留品が本人のものだった」との情報は、先述の現役騎手を含め何人ものJRA関係者の間で共有されているとも伝えていた。
（文／豊田武志）