7月31日、阪神甲子園球場で行われた阪神対巨人の「伝統の一戦」は、阪神が9-6で勝利した。
7回裏、二死二三塁の場面。マウンドには、この回から上がった巨人・平内龍太。打席には、前日、平内からホームランを放っている阪神・森下翔太。
平内は初球、2球目と森下の顔面すれすれに直球を投じる。森下が平内を睨みつけるも、平内は負けじとけんか腰な表情で何かを口にする。
3球目はスライダーに、森下の腰がやや引けてしまい見逃しでストライク。これを平内はヘラヘラした表情で見つめる。
そうして迎えた4球目、平内の投じたスプリットに森下が詰まらされながらも三遊間深部へと打球を運びタイムリー内野安打を記録。
打たれた平内が「あー鬱陶しいなほんま」と独り言を吐く瞬間が中継映像で捉えられており、前日の雪辱を果たすどころか返り討ちに遭った挙句、非常にかっこ悪い姿を晒す結果となった。
(文/潮崎達至)