お笑いタレントのカンニング竹山さんが22日、自身が月曜パートナーを務める、フリーアナウンサー・野村邦丸さんの冠ラジオ『くにまる食堂』(文化放送)に出演。
旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.およびSTARTO ENTERTAINMENT)による、性加害や圧力・忖度などの「ジャニーズ問題」の現状に警鐘を鳴らした。
竹山さんは、性被害の申告者数が1001人と、ついに4桁に上ったことなどに触れながら、「そもそも、異常なことが起こっていたわけじゃないですか」と前例のない異常事態の発生、これを組織ぐるみで可能にしていたことに言及。
「この事件がなんとなくフェードアウトしてきているんじゃないかという雰囲気を感じる」と、まるで何事もなかったかのように風化してきていると危機感を示した。
そのうえで、「フェードアウトしていい問題じゃない」「補償だけでなく、なぜ起こったのかなどを徹底的に究明しないといけない」「慣れてはいけない」「とんでもないことが何十年と行われていたということと向き合わないといけない」と語気を強めながら、業界や社会の同問題に対する現在の在り様に疑問を唱えた。
(文/福田優太郎)