7日に放送された情報バラエティー番組『アッコにおまかせ！』（日曜午前11時45分）の中で、同日に投票が行われている東京都知事選での投票に関して伝えた情報に誤りがあった。
誤りは以下の2点
【1】投票券（投票所入場券）を持っていない場合、マイナカード等の身分証の提示が必要
【2】投票は「立候補した名前」どおりでなければ無効となる
【1】については、東京都選挙管理委員会で「投票所入場券がなくても選挙人名簿に登録されている本人であることの確認ができれば、投票できますので、投票所で受付の係員に申し出てください」としており、投票券も身分証も持たずに“手ぶら”で行っても投票行為はできるようになっている。
【2】については、漢字で立候補している候補者であっても、カタカナやひらがなでの投票は無効になどならず、きちんと有効票としてカウントされる。漢字の間違いがあったとしても、候補者と特定できれば有効となる。
なお【2】については、番組内で訂正とお詫びがあったが、【1】については訂正などはなかった。
「誤った情報のせいで、投票を諦める有権者がいてもおかしくない。これは明確な選挙妨害、投票妨害だ」「テレビでウソの情報を流し選挙を妨害。完全なBPO案件でしょこれ」といった声がいくつも上がっており、『アッコにおまかせ！』はBPO（放送倫理・番組向上機構）の審議対象となるのではないだろうか。
（文／兵藤瑠衣）