1月15日から続いてきた、千葉県旭市のショッピングセンター・サンモール内にある“サンモールシネマ”における、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』のセカンド上映(=二番館上映)。
公開開始(=封切り)と同時に上映を始める映画館のことを一番館(=封切り館)と呼ぶのに対し、封切りから遅れて新作映画を見せる映画館のことを二番館と呼ぶ。
また、封切りから遅れて新作映画を見せる上映形式のことを二番館上映あるいはセカンド上映と呼ぶのだが……。
名残惜しい
「サンモールシネマさん自身が、上映開始から間もない頃に公式ツイッターで『二番館上映の宿命で上映期間が短くなっています』と語っていたように、二番館上映の場合は封切りから上映している一番館よりも上映期間が短くなることが一般的です。
サンモールシネマさんでも、当初は2週間限定の上映予定だったんですが、週末の動員数では『鬼滅の刃』を抑えて2週続けて1位に輝くなど快進撃を見せ、多くのファンの支持を受けたことで、1週間、また1週間と上映延長が続き、気付けば2ヶ月以上の上映期間となっていました。
この期間中には、上映を始めたことや上映延長をしたことに対してファンから何度も感謝のお花が届くなどしていましたし、お花の贈り物に対する感謝をサンモールシネマさんがツイッターを通じてコメントするなどの交流もありましたよ。
『天外者』がつないだ感謝と温もりのエピソードは実に心に優しいものだったなと感じています。
そんなサンモールシネマさんでの『天外者』の上映は、いよいよ18日の朝9:20からの回が最後となりますので、名残惜しいですね」(メディア記者)
宿命や常識は『天外者』の前では通用しないことを証明してみせてくれたサンモールシネマに感謝しつつ、そう遠くない未来に「再上映」を行うサンモールシネマの姿を想像してみた。
もしかしたら、この想像は現実になるかもしれない。
(文/西野麻衣)