日本テレビ系の特番『24時間テレビ』（8月31日～9月1日）の今年のテーマが「愛は地球を救うのか？」に決まり、チャリＴシャツのデザインをスタジオジブリの宮崎吾朗監督が手がけたことが、20日の同局系情報番組『ZIP！』の生放送で明かされた。
総合司会は今年もフリーの羽鳥慎一アナウンサー、日テレの水卜麻美アナが務める。
『ZIP！』の中で、水卜アナは「去年の11月、24時間テレビチャリティー委員会の一社で寄付金の着服という事態が発覚しました。皆様からの信頼を裏切ってしまう行為です。改めて心よりお詫びを申し上げます」と、系列局である日本海テレビの幹部社員による着服問題を謝罪。
「皆様からのこの大切な寄付金をこれから責任を持って届けるため、外部の弁護士を交えた対策チームと共に再発防止策を作りまして、今後皆様に信頼していただけるよう努めてまいりたいと思っております」と語った。
着服が発覚したのが昨年11月。そして、もう何ヶ月も前から「今年も『24時間テレビ』を放送する」ということを日本テレビは決めていた。
当然、着服問題への万全な再発防止策が整っている中で進めているものと思われていたが、この日の水卜アナのコメントからは「これから再発防止策を作る」という状況であることが分かる。
『セクシー田中さん』問題や、ドジャース・大谷翔平選手からの出禁通達を招いたプライバシー侵害問題。
次々と倫理破綻したトラブルを露呈する日本テレビらしさが存分に表れた取り組み方である。
（文／等々力おさむ）
～ライター略歴～
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中