札幌ドームが3月期の決算で想定の倍以上となる6億5000万円を超える赤字となったことが分かった。
市の関係者によると、プロ野球・北海道日本ハムの本拠地が北広島市に移転してから初めての決算で、日ハム関連の収入がなくなったことが大きく影響。
また、減収への対策として期待していた、札幌市が2023年に導入した暗幕で仕切り中規模のコンサートを開催できるようにする約10億円を投入した「新モード」の利用が低調だったほか、1月から販売しているドームの命名権も応募がないままだったこともあり、当初想定していた赤字額2億9400万円の倍以上となる6億5000万円を超える赤字になったという。
なお、「新モード」の利用はここまでわずか3日だけだった。
(文/二宮誠司)