16日、大手芸能事務所「アミューズ」から、俳優の佐藤健さん、神木隆之介さん、ロックバンド「ONE OK ROCK」が3月末日で契約満了となり、いずれも4月より新事務所で活動を始めると発表された。
アミューズは3組の独立について「新時代に向かって新しいチャレンジをする為、2021年4月1日より、弊社から独立し活動していくこととなりました」と報告し、佐藤さんと神木さんについては「これまでの活動・経験をもとに、弊社も資本に参加する新会社において、俳優としての活動は勿論、新たなチャレンジをしながら、更なる飛躍を目指して活動して参ります」と語っている。
ONE OK ROCKについては、バンド名の語呂から『10969(ワンオーナインシックスナイン)』という新会社を設立し、現在のチーフマネージャーが代表に就くとのこと。完全にアミューズから独立する形で、海外での活動を加速させていくようだ。
一方で、佐藤さんと神木さんについては、アミューズで俳優部門を担当してきた取締役が代表に就く新会社『Co-LaVo(コラボ)』所属となるものの、こちらにはアミューズも資本参加するということで、実質的には子会社やグループ会社所属という位置付けとなるとの見方が強い。
引き続き、アミューズの後ろ盾がある状態と言え、仕事面でのマイナスはほとんどないのだろうと思われる。
あのニュースに被せた?との声も
そんな今回の3組の独立のニュースに対して、一部からはある疑問が上がっている。
「なぜ16日を発表のタイミングに選んだのかという点に対してですね。
この日は、同じくアミューズ所属で昨年7月に急逝された三浦春馬さんの最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)が受賞した“東京新聞映画賞”の表彰式が都内で行われていました。
そして、16日夜に表彰式に関するニュースが出ました。
ですが、その後にアミューズから3組の独立に関する発表があり、結果的に三浦さんの『天外者』の表彰に関するニュースはあまり目立たなくなったのは事実です。
『アミューズも、公式ツイッター“三浦春馬 & STAFF INFO”も、不自然だなと思うくらい東京新聞映画賞には触れないよね』『わざと表彰式とビッグネームの独立のニュースリリースのタイミングをかぶせたんじゃない?』などの声が上がってしまっていますよ」(メディア記者)
単なる偶然なのだろうか……。
(文/中野慎二郎)