三浦春馬『天外者』異常すぎる…真剣佑『ブレイブ』が証明した多くのこと | The Audience
三浦春馬『天外者』異常すぎる…真剣佑『ブレイブ』が証明した多くのこと | The Audience
スポーツソーシャル芸能
  • ホーム
  • 芸能
  • 三浦春馬『天外者』異常すぎる…真剣佑『ブレイブ』が証明した多くのこと

三浦春馬『天外者』異常すぎる…真剣佑『ブレイブ』が証明した多くのこと

三浦春馬『天外者』異常すぎる…真剣佑『ブレイブ』が証明した多くのこと
The Audience

 12日より全国公開が始まった、新田真剣佑さん初の単独主演映画『ブレイブ -群青戦記-』(配給:東宝)。

 新田さんにとって憧れの人であり、プライベートでも交流のあった三浦春馬さんとの共演が大きな話題を呼んでいる。
 
 そして、『ブレイブ』では、映画公開に先立って2月19日に「映画ノベライズ ブレイブ -群青戦記-」(集英社オレンジ文庫)が発売されており、映画公開と時を同じくして(12日に)オリジナル・サウンドトラックも発売開始となったのだが……。

『天外者』の現在の姿の素晴らしさ

 「これにより、三浦春馬さんの最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)のたどった道のりが、いかに困難で不遇なものであり、幾多の困難を乗り越えた末に成し遂げた現在の姿の素晴らしさが際立つことになりました。
 
 三浦さんほどの世代を、いや日本を代表するレベルの俳優が主演をした映画が、そもそも“お蔵入り”のピンチにさえ追い込まれていた時期もあるということ。
 
 ようやく昨年12月11日に公開を迎えたものの、昨年中に上映終了予定だったこと。

 こうした極めて不遇な状況だったところを、三浦さんを始めとするキャスト陣、田中光敏監督を始めとする制作陣、ギグリーボックスを始めとする広報陣、そして応援し続けているファン達のほとばしる情熱がそれを打ち破り、追加上映や上映延長が相次ぎ今ではロングラン上映中となっています。
 
 また、『ブレイブ』のように公開前や公開と同時にサウンドトラックやノベライズ本が出るのではなく、公開から何日も何ヶ月も経過してから、サウンドトラックやノベライズ本が出ることが決まっていったという経緯もまた、広告宣伝に大金を注ぐことができなかった『天外者』の置かれた境遇を示していますし、そこを乗り越えてきた歴史に感動を覚えますね」(メディア記者)
 
 あらためて、『天外者』の極めて稀な歩みの凄みを知り、心からの称賛を送りたい。
 
(文/窪田翔吾)