1日、本拠地・ベルーナドームで行われた西武対巨人の交流戦第2戦は、西武が4-3で逆転サヨナラ勝利。
勝った西武、敗れた巨人ともに今季交流戦の成績を3勝2敗とした。
西武の渡辺久信GM兼監督代行は、絶体絶命の状況からの逆転勝ちで、自身の監督代行就任後のチーム成績を貯金1とした。
西武は、8回表を終えて、1-3と2点ビハインドの苦しい展開。8回裏、渡辺監督代行は流れを変えるべく岸潤一郎に代えて元山飛優を打席へ。
元山は、この回からマウンドに上がった巨人のセットアッパー・西舘勇陽の2球目を完璧にとらえ、ライトスタンドへ追撃のソロホームランを放った。
1点ビハインドのまま迎えた9回裏は、先頭・源田壮亮がライト前ヒットで出塁すると、ここまで1打数1安打2四球1犠打の滝澤夏央がきっちり犠牲バントを決めランナーを二塁へ。
続く外崎修汰が四球を選び、中村剛也はライトフライに倒れ二死一二塁となるも、蛭間拓哉がしぶとくレフト前に落とすタイムリーヒットで3-3の同点に。
最後は、元山がライト前へサヨナラタイムリーを放ち熱戦に終止符を打った。
試合後、渡辺監督代行は滝澤の「つなぎ(の打撃)」について聞かれると「夏央はヒットも打つけど、四球を選べるところが、相手にとって非常にやらしい選手になってきている」と高く評価した。
(文/千川ちひろ)