31日、福島県営あづま球場で行われた楽天対ヤクルトの一戦は、楽天が5-3で逆転サヨナラ勝利を収めた。
楽天は今シーズン初の3連勝、ヤクルトは引き分け2つを挟んでの4連敗となった。
2-3と1点ビハインドで迎えた9回裏、一死一二塁のチャンスで楽天・今江敏晃監督は、村林一輝に代打・茂木栄五郎を送る。
すると、ヤクルト・高津臣吾監督もエスパーダに代えて長谷川宙輝をマウンドへ送る。ここで、今江監督は茂木に代えてフランコを打席へ。
フランコは長谷川の初球を完璧にとらえ、弾丸ライナーでライトスタンドへ逆転サヨナラ3点ホームランを突き刺した。
楽天にとっては、これが球団初の「代打」によるサヨナラホームランとなった。もちろん「代打の代打」によるサヨナラホームランも初。
なお、長いプロ野球(NPB)の歴史の中でも、代打の代打による“逆転”サヨナラホームランは、1980年6月25日の南海ホークス・門田博光さん以来2人目のこと。
(文/樋口健太郎)