15日にCDデビューを遂げた、STARTO ENTERTAINMENTの5人組アイドルグループ・Aぇ!group(末澤誠也さん、草間リチャード敬太さん、正門良規さん、小島健さん、佐野晶哉さん)が、17日の『ミュージックステーション(以下 Mステ)』(テレビ朝日系)に生出演した。
Aぇ!groupがグループ単独で『Mステ』に出演するのはこれが初めてだった。
共演は、平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんの3人によるダンス&ボーカルグループ・Number_iのほか、5人組男性アーティスト・Da-iCE、11人組グローバルボーイズグループ・JO1、韓国の7人組ガールズグループ・BABYMONSTER、ロックバンド・マカロニえんぴつ。
同放送のリアルタイム視聴率(TVALnow調べ、関東地区)は、Aぇ!groupのパフォーマンス中に記録された6.5%が最高値だった。
Aぇ!groupは、単独初登場というファンの注目を集めやすい環境だったとは言え、Number_iを筆頭とした強力ライバルたちを相手に、リアルタイム視聴率という誤魔化しのきかない数値で、人気の高さをハッキリと示したと言えるだろう。
ただ、そんな彼らの人気・実力を信じられていなかったのが、ほかでもない、所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTだ。
Aぇ!groupのデビューシングル「BEGINNING」は、驚くべきことに一部ECサイトで「100枚まとめ売り」が実施されていた。
自担への推し活が高じて、あれよあれよと数十枚、100枚以上のCDを購入する熱狂的ファンがいることは、アイドル界隈ではしばしばあること。
だが、それをファンの自主的な判断によってではなく、はじめから100枚買わせようという売り手側の作為で生み出すことは、全く意味が異なる。悪質な販売方法であり、CD売上を人気・実力の指標とする世界においては、詐欺的行為と指弾されてもおかしくないだろう。
STARTOは、Aぇ!groupが胸を張って前に進めるよう、足を引っ張るような行いは控えるべきではないだろうか。
(文/野村翔太)