天外者「またも常識はずれ」三浦春馬さんらの情熱が半年以上のロングラン実現か | The Audience
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天外者「またも常識はずれ」三浦春馬さんらの情熱が半年以上のロングラン実現か

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 映画『天外者』が熱すぎる。

 10日夜、『天外者』の公式ツイッターが新たな「追加上映」について報告した。
 
 すでに劇場側から告知があった4月2日からの“渋谷HUMAXシネマ(東京都)”での再々上映のほかに、“別府ブルーバード劇場(大分県)”で4月30日から、“ガーデンズシネマ(鹿児島県)”で5月2日からの追加上映が発表されたのだ。

「奇跡」が「想像」に、そして「現実」へ

 4月29日からはゴールデンウィーク。
 
 昨年12月11日の『天外者』封切りのときには想像だにしなかったゴールデンウィーク中の上映、しかもゴールデンウィークを機に上映を開始する劇場まで出てくるとは……。
 
 いやはや、封切りからちょうど3ヶ月のこのタイミングで、こんなサプライズが待っているとは思いもしなかった。
 
 厳密に言えば、このところの『天外者』の情勢を見れば想像できなくはなかったが、昨年12月11日の時点では露ほども思っていなかった。

 3ヶ月前には少しも想像できなかった「奇跡」が、少し前は「想像」できるレベルに、そして今「現実」となったわけだ。
 
 こうして「奇跡」が起こるのかと思うと、主演の三浦春馬さんをはじめとする出演者たち、田中光敏監督をはじめとする撮影スタッフ、配給元のギグリーボックスをはじめとする広報チーム、そして作品を応援するファン、あらためてそれぞれの情熱の凄まじさを感じる。
 
 『天外者』は映画の主人公である、幕末から明治にかけての偉人・五代友厚のことを言い表した言葉。
 
 五代の出身地・薩摩のお国言葉で“天からの授かりもの(てんからのさずかりもの)”が“てんがらもん”となっていったとされており、“凄まじい才能の持ち主”という意味がある。
 
 3ヶ月前には微塵も可能性を感じなかった奇跡は、出演者、撮影スタッフ、広報チーム、ファン、それぞれが天外者だったからこそ成し得ることができたのではないだろうか。
 
(文/西野麻衣)