壁の目の前で足踏みを続けるうちに、もはやチャンスはあと1回となった。
9日放送、藤原竜也さん主演の連続ドラマ『青のSP -学校内警察・嶋田隆平-』(フジテレビ系)第9話の視聴率が8.6%だったことが10日分かった。
『青のSP』は第1話で8.9%を記録しており、第8話までにこれを上回る数字は記録できていなかった。
第7話、第8話では8.7%と第1話に迫る数字を連続して記録していただけに、いよいよ第1話の記録を超える番組最高達成かと思われていたのだが……。
あとほんのわずかが遠い…
「この数年、関テレが全国放送のドラマを担当しているフジテレビ系火曜夜9時のドラマ枠。
実は、この枠では第1話の視聴率を最終話までに超えられずに終わっていくことが多いんですよ。
いわゆる“ジンクス”状態になっているんですね。
実際、2019年1月期以降、前クールまでに計8つのドラマが放送されましたが、木村佳乃さん主演の『後妻業』も、三浦春馬さん主演の『TWO WEEKS』も、高橋一生さんと玉木宏さんのダブル主演『竜の道』も、有村架純さん主演の『姉ちゃんの恋人』も、このジンクスを破ることができませんでした。
唯一、ジンクスを破ったのは松坂桃李さん主演の『パーフェクトワールド』ですが、第1話が6.9%と非常に低調だったことで超えられた感があります。
『青のSP』は直近3話で8.7%、8.7%、8.6%と第1話の8.9%まであとほんのわずかなんですけどね……」(メディア記者)
ジンクスは破られるのか、物語の展開とは別にこちらも注目が集まる。
『青のSP』最終話は16日の夜9時放送だ。
(文/恵和恵)