酒類メーカー大手の「サッポロビール」が1日から展開していた、「サッポロ生ビール黒ラベル」のCM、妻夫木聡さんによる「大人エレベーター」シリーズ第44弾。
4日からは、テレビCMも全国放映すると発表していた、世界で活躍するダンサーで振付師のRIEHATAさんをゲストに迎えた同CMが2日、急転、今後のCM展開を見送ることが発表された。
RIEHATAさんは19歳当時（2009～2010年）に「未成年飲酒」を繰り返し行い、これを自身のブログなどで公言していたとして、「ビールのCMに出演するなど言語道断」「サッポロビールは、最低限の身辺調査もしないのか」といった批判が殺到していた。
サッポロビールは2日、公式X（旧Twitter）などで、「黒ラベルの広告へ新たに起用したタレントについて、様々なご意見を頂戴しております。飲酒に関するご意見を踏まえ本人への確認を行いましたが事実とは異なる旨の回答をいただきました」と、RIEHATAさんが未成年飲酒の事実を認めなかったことを報告。
しかし一方で、「総合的に判断し、現在予定している広告展開を見送ることといたしました」と発表した。
RIEHATAさんに対しては「確たる証拠、それも自らブログで公言していたことなのに、未成年飲酒を認めないとはどういう理屈なんだ？」との声が上がっている。
サッポロビールに対しては「事実でなくとも炎上すればCM展開を見送る、これは今後のためにまずい声明でしょ。まぁ、未成年飲酒が事実なのは間違いないけど」「なぜ、RIEHATAを擁護するような文言を出したんだ。単純に“総合的判断”とだけ言えば良かったのに」といった声が寄せられている。
（文／桜田秀道）