9日に放送された、上白石萌音さん主演のTBS系連続ドラマ『ボス恋』こと『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』第9話の視聴率は、番組最高となる12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日分かった。
第1話から第8話までの視聴率は、11.4%、11.3%、11.0%、11.6%、10.8%、11.8%、11.4%、11.8%となっていた。
11%を割り込んだのはわずかに1回、その1回も10.8%。そして、今回は番組最高の12.0%と高い水準で安定して数字を記録しているのだが……。
大幅な数字の増減がない『ボス恋』
「同枠でちょうど1年前に放送された『恋つづ』こと『恋はつづくよどこまでも』でも、上白石さんは主演を務めています。
そして、『恋つづ』では佐藤健さんとの“たけもね”コンビによる胸キュンストーリーで、大いに話題となりました。
同じ枠でどちらも上白石さんが主演ということで、どうしても『恋つづ』と『ボス恋』は比較してしまうところがあるんですよね。
『恋つづ』の場合は、第1話から9.9%、10.5%、10.2%、10.6%、9.6%、10.9%と第6話まで1度も11%台に突入したことがありませんでした。
第6話までは『ボス恋』の圧勝かと思っていたんですが、『恋つづ』は第7話以降に11.9%、12.1%、14.7%とどんどん数字を伸ばし、最終話では15.4%を記録してフィニッシュしました。
一方で、『ボス恋』は番組最高を記録したとは言え、ようやく12%台に到達という状況。
さすがに、15.4%という数字を、大幅な数字の増減がない『ボス恋』が超える可能性はかなり低いのではないでしょうか。
むしろ、焦点は全話平均で比較したときに『ボス恋』が勝てるかどうかでしょうね。
『恋つづ』は前半の伸び悩みが影響して、全話平均では11.6%ほどでした。『ボス恋』も現状ではほぼ変わらない数値ですから、最終話次第で全話平均での決着はつくだろうと見ていますよ」(メディア記者)
ストーリー展開だけでなく、視聴率の面でも『ボス恋』最終話に注目が集まっているようだ。
(文/西島龍大)