29日(現地時間28日)、フェンウェイパークでシカゴ・カブスとの一戦に臨んだボストン・レッドソックス。
前日、6試合ぶりのスタメン起用で5打数4安打1打点と大きな結果を残した吉田正尚は、この日も「6番・DH」でスタメン出場。
第1打席は二死一三塁のチャンスで一塁ゴロに倒れたが、第2打席ではセンター前ヒットでチャンスを拡大していた吉田だったが、6回裏に先頭打者として迎えるはずだった第3打席では、同じ外野手のロブ・レフスナイダーを代打に送られお役御免となった。
吉田が代打を送られたのは、メジャー2年目にしてこれが初めてのことだった。
吉田は今シーズンここまでの打率は.275とまずまずながら、前日からの2試合で7打数5安打の打率.714、直近の出場6試合で見ても15打数8安打の打率.533、出塁率.611と明らかに絶好調。
この日、7番で出場していたエンマニュエル・バルデスは内野手とは言え、今シーズンの打率が.154なうえに、直近6試合でも19打数2安打の打率.105、四死球での出塁もなく出塁率も同じく.105となっていた。
代打を送るべきは吉田ではなくバルデスであることは明白だったということで、吉田の交代を決めたアレックス・コーラ監督に対し「解任」「辞任」を求める声、吉田の移籍を求める声、吉田にケガなどがあったのではないかと心配する声がいくつも上がっている。
(文/樋口健太郎)